『何者』 読了

朝井 リョウ 著

「就活裏アカ復讐劇」。おもしろかった。

目次もなく、最初のページに6人のTwitterプロフが載っているんだけど、本編に入る前にこれをじっと見て、登場人物がどんな人なのかを想像してから読み始めれば良かったな。その方がより楽しめると思うので。

まあなんというか、俺みたいな人には突き刺さる話でした。もし、俺がもっと若かったら「おもしろい」と声を挙げる前にぐさっとダメージを受けていたかも。そしてもし就職活動をしている最中の人だったら…? どうなんだろう。「だからどうした」って思うのかもね。

以下、自分用メモ。すべて16章より。

・ みんな、自分よりは不幸であってほしいって思ってる。そのうえで自分は観察者でありたいって

・ あんた、自分のツイート大好きだもんね。自分の観察と分析はサイコーに鋭いって思ってるもんね

・ 想像力がない人は苦手、だったっけ? それって、自分のことじゃん。まさかこれが私に読まれて…

・ 誰かを観察して分析することで、自分じゃない何者かになったつもりになってるんだよ

・ あんたが鬼の首取ったように心の中で指摘してることなんて、指摘される側はとっくの昔にわかってる

・ カッコ悪い姿のまま、がむしゃらにあがく。その方法から逃げてしまったらもう、他に選択肢なんて…

・ できている人を見るのが怖いから。本当は自分にもその方法しか残っていないってことを、思い知る…

・ だけど本当は、そんなカッコ悪いことすらできない自分に向き合いたくないだけなんでしょう?

・ そうやってずっと逃げてれば? カッコ悪い自分と距離を置いた場所で、いつまでも観察者でいれば?

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